お知らせ
合戦、役、寇
こんにちは。
s-Live東京つつじが丘校の宮岡です。
歴史の授業を受けていると、
前九年の役や長篠の戦いなど、
戦争・戦いの表記が色々とあることに気付きます。
これらの表記は決してテキトーなわけではなく、
しっかりと意味が分かれています。
「役」というのは、基本的に文化の異なる勢力へ攻め込んだときの話です。
教科書では、前九年の役・後三年の役などが有名です。
また、豊臣秀吉による朝鮮出兵も、文禄の役・慶長の役といいます。
次に「寇」というのは、
文化の異なる勢力が、日本の土地へ侵略・略奪にきたときの話です。
元寇や刀伊の入寇あたりが有名だと思います。
そして「合戦(=戦い)」は、
同じ文化に所属している人間同士の(日本史で言えば日本の中での)戦い
ということになります。
壇ノ浦の合戦(=戦い)、長篠の合戦(=戦い)などが有名です。
このように普段何気なく覚えている内容も、
意味が添えられていることが多いです。
それらを想像しながら暗記するようにすると、
「意味づけ」が強化され、記憶の定着もキープされやすくなります。
似たような言葉が多くて暗記しずらい、
知識がごちゃごちゃになってよくわからない、といったときには
学校の先生や塾の先生に、その「意味」をきいてみると、
一つのすっきりしたラインが見えてくるかもしれません。