合格発表
調布市立第四中学校 MTさん 都立神代高校 合格!!
私は、人生で最初で最後である高校受験をとても良い経験として終わらせることができました。
二年生の三学期から「受験だ」などと色々と言われていましたが、私はプレッシャーを感じやすいという弱点がありました。言われることに対してとても重く受け止めてしまい勝手に焦ってしまう私は、そんな言葉が本当に嫌いでした。そんな中始まった受験勉強はハードで、寝不足の日が続きスマホも使えず「これで一年間やっているの?」と不安なときもありました。また、後半に少し病みかけてしまったこともありました。「自分には受ける意味はあるのか」と考えてしまい、ネガティブな自分が嫌いでした。でも、そんな自分を導いてくれたのは、いつも周りの人でした。勉強の面では、学校や塾の先生方にたくさん教えてもらい、だんだんと点数が上がっていくのが嬉しく、頑張ろうと思えました。特に苦手な数学、英語は様々なポイントや解き方が分かって、自信がつきました。
そしてもう一つの課題は精神面でした。本当につらかったとき、一人の先生が言ってくれた言葉が心に残っています。「今が良かったと思えるのは、これからの自分に掛かっている。」私はこの言葉を聞いて、今しかできないことをしようと強く思いました。これがあってこそ、私は最後まで走ることができたと思います。また、プレッシャーを感じるという点でも助けられました。先生が日々の勉強に時間制限をつける、など少しだけプレッシャーをかけることを提案してもらったお陰で、本番、自分のペースで全力を出すことができました。私の中で受験は、ただ勉強するだけでなく様々なことを成長させるものでした。そして多くの人に支えられ、感謝しました。長く辛かったこの期間が、あの言葉のように良かったと思えたことを本当に嬉しく思います。
教室長メッセージ
【入塾】
彼女は中学2年生のときに入塾しました。
とても緊張しやすい性格で、定期試験などでも実力を発揮できないということが多かった子でした。
志望校については、彼女がやっていたチアダンスの強い学校を考えていましたが、
実際に見に行った結果、チアダンスか勉強かの二者択一の高校生活になってしまいそうということで、
ほかの学校を志望することになりました。
【入試戦略】
彼女はもともと目指していた学校の合格を目指すために頑張っていた内申を、そのまま新しい志望校に活かすことが出来ました。
また、実際の試験においては、彼女が苦手なところに関しては、問題の解説だけではなく、
どこに目をつければいいのかを中心に指導していきました。
そして彼女は、その指導をどんどん身につけてくれました。
彼女のもっとも優れている点は、教わったことを100%トレースできたという点です。
もちろんこれは、彼女の才覚もあるとも思いますが、彼女の努力がそれを実現させたということは、
言うまでもありません。
【合格】
彼女については、試験の結果についてあまり心配はしていませんでした。
それまでの取り組みや、問題の出来、模擬の結果などを見ていれば合格するだろうというのがわかったからです。
そして結果についても、予想通り合格でした。
【勝因】
彼女の一番の勝因は、やはり真面目さです。
真面目に勉強というものに向き合ったのはもちろん、チアダンスと勉強のバランス等にも
真面目に向き合ったため、心から行きたいと願える学校が見つかったのだと思います。
【受験においてのアドバイス】
よく、真面目というと、ガリ勉のイメージがある方が多いかもしれません。
しかし、ガリ勉タイプはそこそこまでしか行けません。
なぜなら、ただ周囲の人よりも多くの時間を勉強に充てているだけだからです。
実際には、その勉強に対してどれだけの集中力を発揮し、どれだけ戦略的に進めていけるかということのほうが重要です。
そして、それらがうまく出来る人は勉強以外にも、部活や遊びを全力で楽しめます。
彼女はそれが出来ていました。
勉強を第一に考えるのはもちろんですが、それ以外にもいろいろなことをしていたほうが、
受験前の勉強のみという状況になったときにいいというのは、間違いないと思います。